こんにちは!イベント21 CC(カルチャーコーディネーター)の井藤です!
さて、前回に引き続き、ベトナム出張の模様についてです!
ミーティングでコアバリュー
さて2日目は朝からミーティングです。
今回の議題は「ベトナムでコアバリュー共有」です!
これは私がやりたいといった議題。なぜなら今回の私のベトナム出張の目的は「世界に通用する企業文化をつくる」だったからです!
英語と日本語を駆使しながら、コアバリューの説明。
正直、ベトナムに最初降り立ったときから、明らかにベトナムと日本は文化全然違うやん!
と、思っていたので、コアバリューに関しても共感してもらえるかとても不安だったのですが…
一生懸命、カンさんに説明したら、とても共感してくれるし、自分の経験も踏まえながら話をしてくれて
さすがイベント21で5年間頑張ってきてくれた人だ!と感じました。
1番嬉しかったのが、最初のうちはコアバリューカードをカンさんがgoogle翻訳して、足りないところを口で説明していくというやり方だったのですが
説明していくうちに、カンさんから「翻訳じゃなくて、貴方の言葉で説明聞きたい」と言ってくれて
たどたどしい英語や、色々な日本語を使いながらカンさんに説明することができました。
そうやって、「心」の部分を大切にしてくれるカンさんのその姿勢にとても感動しました!
ベトナム人のバックグラウンドを知る
ミーティングの後は、戦争証跡博物館へ。ベトナム戦争に関する写真等が展示されている場所です。
社長が、絶対に行った方がいい、と言っていたので私も楽しみにしていましたが…
とにかく衝撃的、でした。本当に。ベトナム戦争は、日本の経験した第二次世界大戦よりも、もっと歴史が新しく、鮮明な写真もたくさん残っていました。
展示品もあまり規制がないのか、「こんな写真まで載せていいの…?」と思うほどの写真も数多くありました。
特に印象に残ったのが「枯葉剤」の話。米軍がベトナムにまいた「枯葉剤」が、人々の身体に異常をきたし、
戦争を経験した人たちだけではなく、その次の世代にまで大きな影響を及ぼしているということでした。
展示されていたのは、奇形児として産まれてきた子供の写真の数々。今まで見たことのないような、衝撃の写真がそこには有りました。
そして、展示されている写真を見終わったあと、戦争証跡博物館で働いている障害のある人達もみかけました。
ベトナムの人にも聞きましたが、現在でもこの枯葉剤の影響で苦しんでいる人は数多くいて、今のベトナム人にも大きな爪痕を残しているのには変わりないようです。
普段は優しく、陽気に見えたベトナム人ですが、この戦争証跡博物館を見てから、ベトナム人の抱えるバックグラウンドを知り、
ベトナムの事をもっと知りたい、ベトナム人の抱えている想いを分かりたい、そして、なんにもできない自分に悔しくなり、今まで平和しかしらずに生きてきた22年間に
非常に腹が立ったのでした。
世界を回ってきた社長が「世界中を平和にしたいねん」と言っている理由を、強く実感しました。
イベント21がなにかできることがあるなら、小さなことでも行動できることがあるなら、
やらない理由はどこにもない、やるしかない、そう思った瞬間でした。
サイゴン川で
この日のディナーはサイゴン川クルーズで。
ベトナム戦争から、復興を進めてきたホーチミンの街なみを眺め、改めて国が背負う時代の重さを感じたのでした。
ベトナムが更に好きになった1日でした。
ベンタイン市場で
次の日、新たなビジネスモデルについてのミーティングを行い、昼はベンタイン市場に出かけました。
私達が日本人であるということがわかると、すかさず「イラッシャイマセ~、ヤスイヨ~」と声をかけてくる。その商人魂。
ベトナムを始め、アジア圏の商人たちはものを売る際に使う言葉は、多言語を使いこなすことができるそうです。
道端では13歳の女の子が、「これは1000円」などと日本語を使いながらものを売っていました。
道端でファイヤーショーをしていた少年が、お金をもらいにきたりもしました。
小さな男の子が夜の街でガムを売っていました。
ベトナムの商売の形を垣間見れました。日本ではまず見れない光景がたくさんありました。
こんな風に生活しているベトナム人と、コアバリューを共有できるのだろうか。世界にはもっと色んな考えを持って色んな生活をしている人がいる。
皆が日常の中に感じられるものから、コアバリューを共感してもらえるようなエピソードが生み出せないだろうか…
たくさんのことに思い巡らせる機会になりました。正解はまだ見つかっていないけれど。
ベトナム出張レポート第3弾に続きます!